シンオウダービー使用構築[最終レート1809 26位]
たっつんです。
今回は先日行われたシンオウダービーで使用したPTを紹介します。
シンオウダービーは、ダイヤモンドパールまでに登場したポケモンが出場可能というルールの大会で、ポケモン初の世界大会「the 2008 Video Game Showdown」と同様のレギュレーションでした。(レベル50を超えているカイリュー、バンギラス、ヒードランは使用不可)
戦績は26-4で1809 26位でした。途中まで18-0で絶好調でしたがそこから1勝1敗を繰り返し、レートが1720まで下がり、その後連勝して1800台にのせることができました。
ではPT紹介です。(サブロムなので英語表記)
大会用に調整する時間がなくボックスにいるポケモンでPTを組んだため、努力値配分については大会に適しているものではありません。
・サンダー@オボンのみ
特性:プレッシャー 性格:おくびょう
実数値:191(208)-*-114(72)-161(124)-110-146(100)
*使用個体はHAB30、CDSVでめざめるパワーこおりです。
技:10まんボルト/めざめるパワー/おいかぜ/はねやすめ
このサンダーは2年前にポケモン対戦を始める際に友人から借りた乱数産です。配分についてはXYシーズン6のスペシャルレート(上位禁止ダブル)の際に考えたものです。Sを最速80族抜きにし、HとCにそこそこ振った中途半端な耐久と火力を持ち合わせたものになっています。今回はガブリアスが使えるルールのため、めざ氷がほしかったという理由で採用しました。中途半端にCに振ったおかげで無振りガブリアスに対してめざ氷が76.5%~91.8%はいるためマリルリのアクアジェット等と合わせて楽に処理できました。
特性:ちからもち 性格:いじっぱり
実数値:206(244)-112(252)-100-*-110-72(12)
S4振りのマリルリを意識して12振り、残りをHAに振ったシンプルな配分です。持ち物はオボンがとられていたためチョッキにしました。このルールのマリルリはとても強く、対策を考えていましたが「自分もマリルリを採用しよう」ということになりました。はたきおとすがクレセリアを中心にささっていたためチョッキ型で正解でした。
トノルンパに対して強気で出られるのも良かったです。
特性:テクニシャン 性格:いじっぱり
実数値:135-200(252)-101(4)-*-80-122(252)
技:マッハパンチ/キノコのほうし/タネマシンガン/まもる
雨PT対策とキノコのほうし、マッハパンチの強さから採用。今大会でも大活躍でした。
・ラティオス@こだわりメガネ
特性:ふゆう 性格:おくびょう
実数値:151(4)-*-100-182(252)-130-178(252)
*使用個体はH22BCDSVでした。
技:サイコキネシス/りゅうせいぐん/シャドーボール/れいとうビーム
ようやくラティオスを採用してそこそこの結果を残すことができました。メガラティオスをよく使っていたため、メガネ型を使う自信はなかったのですがタスキも珠も取られているためメガネで一撃入れて横のポケモンに処理してもらう事を考えて採用しました。実際に控えに選出することが多くフィニッシャーになってくれました。技についてはクレセリアやメタグロスを意識したシャドーボールを採用、れいとうビームは誰にうつのでしょうか・・・10まんボルトやエナジーボールでよかったです。
・マニューラ@いのちのたま
特性:プレッシャー 性格:ようき
実数値:146(4)-172(252)-85-*-105-194(252)
今大会のMVPです。命の珠を持つことでつららおとしでほとんどのサンダーを確定1発で落とすことが出来ます。また、はたきおとすのダメージ量は大きく、次の先制技県内に持ち込むことが出来ました。こおりのつぶては相手のキノガッサやハッサムなどの先制技より先にうてるため、重宝していました。
・ガブリアス@ヤチェのみ
特性:さめはだ 性格:ようき
実数値:185(12)-176(204)-116(4)-*-110(36)-169(252)
技:いわなだれ/じしん/ドラゴンクロー/まもる
PTのコンセプトがラティオスとガブリアス、最強ドラゴン2匹を採用すれば負け要素なし!だったのですが、残念ながらガブリアスを選出することは一度もありませんでした。ほとんどの対戦相手がガブリアスに厚い構築で、ヤチェのみを持っていたとしてもとても出せそうにない状況でした。見せポケモンとしては良い役割をしてくれたかもしれません。配分はWCS2014で2位だったJeudy Azzarelli 選手が当時使用したものと同じです。いのちのたま前提の配分なのでヤチェのみ持ちならAS252で問題ないです。
基本選出
マニューラ+キノガッサが先発で控えがサンダー、ラティオス、マリルリの中から2匹。30戦中26回がこの選出パターンでした。またラティオス+マリルリが控えのパターンが一番多かったです。意外と追い風を必要とする場面が少なく、雨PT相手にもサンダーを選出しないことがありました。
猫騙し+キノコの胞子で処理が難しい方を眠らせることが多かったですが、キノコの胞子はマニューラとキノガッサの攻撃で相手のポケモンを倒せる状況でも、あえて場に残す形で使用することも多かったです。特に雨PTのニョロトノに対してはタネマシンガンを打たず、キノコの胞子をすることで相手が控えのポケモンを出せない状況を作り出していました。
1700台の相手は雨PTが多く、トノルンパに対してもマニュガッサを出していました。ニョロトノがスカーフを持っていた場合はマニューラのプレッシャーで判定可能で、ほぼ100%なみのりを選択しキノガッサに集中して落としにくるのでキノガッサは守るを選択しマニューラははたきおとすをルンパッパに打っていました。この選択がささることが多く、ニョロトノを倒さずになみのりで固定させて控えのマリルリとラティオスで詰める形がよくありました。
またマリルリとキノガッサとマニューラが先制技を持っているため、マニューラのはたきおとす等高火力技が一度通ればファストガードがほとんど採用されない今回の環境では先制技で相手を縛る事が出来ました。キノガッサミラーもマニューラのこおりのつぶて+キノガッサにマッハパンチで落とせるので相手のキノガッサに苦戦することはなかったです。
一番きついポケモンがハッサムです。ハッサムは全力で集中攻撃をかけて倒しに行きました。幸い今回対戦したハッサムはラム持ちが少なく、キノガッサで眠らせてから処理するパターンが多かったです。また相手のハッサムはマニューラをバレットパンチで落としにくるため、サンダー等に交代することが多かったです。相手からしたら命の珠マニューラは真っ先に倒したい対象であるため、バレパン読み交代はよく決まりました。
今大会の環境は催眠対策のラムや神秘持ちが少なくキノガッサがとてもささりました。またこちらのキノガッサマニューラに対しサンダーで熱風を選択してくる人が多かったのですが、ほとんどが耐久サンダーであるため珠マニューラも熱風を耐えられたことからあまり脅威に感じませんでした。晴れPTやハッサム入りの相手には結局択を迫られることが多かったですが、マニュガッサという先発はとても強力でした。
久々の制限ダブルの大会で良い結果が残せて満足しています。
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました!
質問がありましたら、Twitterにお願いします。
PJCS2016(VGC2016) 使用構築[最高レート1746]
今回はポケモンジャパンチャンピオンシップス2016(日本予選)使用構築を紹介します。今年はGSルールと呼ばれる禁止伝説ポケモンが2体まで使用できる特殊ルールでした。結果は21勝5敗で1746までいった後4連敗してしまい、また1730台まで戻ってきましたが勝ち切れず残念な結果となりました。
今年のルールは今まであまり好んでいなかった催眠などの状態異常に注目し、対策とともに状態異常を振りまいてアドバンテージを取っていくことを考えて考察をしてきました。では構築紹介です。インターネット大会なのでPGLの画像を引用させていただきます。
カイオーガ@あいいろのたま 性格:ひかえめ 特性:あめふらし→はじまりのうみ
207(252)-139-118(68)-231(76)-182(12)-123(100) (数値はゲンシカイキ時のもの)
※使用個体はHCDSがV、A0、B29でした。
無補正C252振りゼルネアスのジオコンマジシャ2耐え
ゼルネアス@パワフルハーブ 性格:臆病 特性:フェアリーオーラ
209(60)-*-116(4)-172(192)-118-166(252)
※使用個体はHBSがV、C24、D30でした。
命の珠無補正A252振りメガレックウザのガリョウテンセイ確定耐え
ガルーラ@ガルーラナイト 性格:ようき 特性:せいしんりょく→おやこあい
181(4)-177(252)-120-*-120-167(252)
ドーブル@メンタルハーブ 性格:なまいき 特性:ムラっけ
162(252)-*-56(4)-*-106(252)-72
※使用個体はS0でした。
霊獣ランドロス@とつげきチョッキ 性格:いじっぱり 特性:いかく
164-216(252)-111(4)-*100-143(252)
*使用個体はH30、ABDSがVでした。
エルフーン@きあいのタスキ 性格:おくびょう 特性:いたずらごころ
167(252)-*-106(4)-97-95-184(252)
「解説と反省点」
まず伝説枠は流行っているゲンシグラードンに天候を雨に出来れば勝てるゲンシカイオーガ、そしてドーブルと相性の良いゼルネアスを採用しました。ゲンシグラードンではなく、ゲンシカイオーガを採用したのはメイン技である断崖の剣の命中率が100%ではない点と浮いている相手に対しメイン技を打てない点が主な理由です。
しかしこのPTには天候を変える要素がゲンシカイオーガの後出ししかないため、ゲンシグラードン相手には先に相手の残りを2体にし、こちらは3体以上残す必要があります。これがこの構築の穴であり、敗因だと思います。エルフーンに悩みの種を採用することも考えたのですが、基本選出が固まっていてエルフーンを出すことがあまりなかったため一番選出しなかったランドロスの枠をなりきりを覚えたボルトロス、スキルスワップを覚えたクレセリア、またはノーてんきゴルダックにすべきだったと後悔しています。
jcs前にスペシャルレートやオフ会上位でよく見かけたグラカイ(orグラゼルネ)+トリルドータクンのPTがjcsでも流行ると予想し、ノーてんきでグラードンに有効打があり、さらにクリアスモッグでゼルネアスのジオコントロール解除できるゴルダックは今回の僕の構築にはあっていました。育成する時間がなかったのとゴルダックを採用することでグラゼルネ以外への戦力が落ちることを恐れて試せませんでした。しかし選出のほとんどがカイオーガ、ゼルネアス、ガルーラ、ドーブルの4体だったため威嚇枠と飛行枠で採用したランドロスはピンポイントメタであるゴルダック等にした方が強かったと思います。
ガルーラとドーブルについてはゼルネアスがジオコントロールを積みやすい状況をつくるために採用しました。ドーブルが最遅である理由はトリックルームをされてもゲンシカイキ組の上からダークホールを打てるためです。また後攻催眠は次のターン、相手は確実に行動不能になるためとても強かったです。キングシールドを採用している点とメガボーマンダやゼルネアスの特殊技を確実に耐えるためにHD特化にしましたが、HB特化でも全然支障はないと思います。
エルフーンは状態異常が飛び交うルールの中で神秘の守りを上からできる点と追い風、アンコールなどの優秀な補助技を覚えられるため採用しました。くさぶえの枠は直前までがむしゃらでしたが、あまり打つ機会がないため最後の有効打として上から眠らせられるくさぶえにしました。
「基本選出(簡単に)」
ほとんどの試合は初手ガルーラドーブルでした。特に挑発でドーブルを止めにくるPTの相手にはメンタルハーブのおかげで確実にダークホールが決まるため、勝ちやすかったです。ガルーラミラーではほぼ確実にドーブル方向に攻撃技を打たれるため、キングシールドを選択していました。しかしレート帯によってはドーブルを放置してくることも予想できたため、強気に動かす場面もありました。このルールはイレギュラーな行動が一回決まるだけで形勢逆転できるルールなので思い切った行動を時には選択したことが途中までの勝率につながったと思っています。
またボーマンダやゼルネアス、ゲンシカイキ組は全体技を選択することが多いためワイドガードが良く決まりました。相手はワイドガードを見ると全体技を打ちにくくなるため、単体技にシフトしてきたとしてもこの指とまれで味方を守れるため、ドーブルはダークホール以外にもたくさん仕事をしてくれました。
ドーブルで催眠したあとはゼルネアスがジオコンを積み、相手を倒し最後にゲンシカイオーガでとどめを刺す流れが多かったです。
勝ちたかったです。まだ書ききれていない点もあると思うので追記すると思います。
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました!
質問がありましたら、Twitterにお願いします。
シーズン14 スペシャルレート(GS) 1800達成構築
たっつんです。
久しぶりの構築紹介はWCS2016のルールであるGSルール(伝説ポケモンが2匹使用可能)のPTです。
スペシャルレートで1800を超えた(3/4時点でレート1809、176位)構築を紹介します。 今となっては1800超えも上位とは言えないのですが、全国ダブルの時から苦しめられている構築を使ってみた結果なので使用感などを書いてみようと思います。
ではPT紹介です。調整などは特にしていないので技と持ち物、戦法を中心に書きます。
カイオーガ@あいいろのたま
こんげんのはどう/れいとうビーム/かみなり/まもる
レックウザ@いのちのたま
ボルトロス(けしんフォルム)@オボンのみ
いばる/でんじは/ちょうはつ/10まんボルト
ランドロス(れいじゅうフォルム)@こだわりスカーフ
いわなだれ/じしん/とんぼがえり/ばかぢから
ファイアロー@こだわりハチマキ
威張る、電磁波、岩雪崩を積極的に打つ構築です。このような構築を使う事となったのは色々な構築で対戦していても1500台の威張る電磁波連打構築に負けることが多く、対策を切るわけにはいかないと思ったのがきっかけです。試合結果等を全て記録したところ、ファイアロー以外の5匹は固定で1635から28勝15敗で1809まで上がりました。
とても勝率が良いとは言えませんが、1700~1800台の相手には14勝5敗でした。この構築(威張る、電磁波、岩雪崩)はインターネット大会等では好成績を残すことは難しいですが、全国ダブルに比べて遥かに強いと思います。そしてGSルールはこのような構築に負けても「運負け」で片づけてはいけない環境でもあると思います。
今回の構築はエルフーンの挑発、神秘の守りとドーブルのトリックガード以外は出来る限りの対策をしました。例えばゼルネアス、ファイアローの並びに対しこちらがボルトロス、ゴウカザルを出した場合はほぼ100%ファストガードとジオコントロールを選択されます。それに対しゴウカザルでゼルネアスに挑発を打ち、ボルトロスでファイアローに10万ボルトを打ちます。その後は電磁波や威張るをゼルネアスに当てれば、後は裏のカイオーガやレックウザで押し切れます。ドーブルのダークホールに限らず、このルールの状態異常技はとても強力です。
主な選出パターンは先発ボルトロスとランドロス、控えにカイオーガとレックウザです。この選出が8割以上でした。対BIG6(グラードン、ゼルネアス、ガルーラ、ボーマンダ、ファイアロー、ドーブル)は相手の先発がゼルネアスとファイアローと予想した時はボルトロスとゴウカザルを先発に、ゼルネアスとドーブルと予想した時はボルトロスとランドロスを先発にしていました。しかしドーブルがトリックガードを持っていた場合はお手上げ状態です。またランドロスは主に威嚇要員として考えていたので、威嚇が必要ない場合はゴウカザルかファイアローを選出していました。カイオーガが1ターン目から出せそうな時はカイオーガとボルトロスを先発にして相手の後ろにグラードンがいても水技を選択していました(裏にレックウザがいるため相手はグラードンを後投げしにくい)。
負け試合のほとんどはトリックガード持ちのドーブルやメンタルハーブ持ちのドーブル、猫騙しをきちんと1ターン目に選択してくるドーブルでした。ゼルネアス+ドーブルに対して安定する処理ルートが存在しないのがこの構築の一番の穴です(考察中)。また上のレート帯ではあまり見かけなかったのですが、マニューラがかなりきついです。さらに追い風やトリックルームが出来ないPTなので、カイオーガ+レックウザのミラーの時にボルトロスで上手く電磁波を入れられないと厳しい戦いになってしまいます。
出し負けした場合やトリックルームPTに対しては麻痺、怯み、混乱を狙いに行きます。そのおかげで勝った試合は10試合程ありますが、逆に麻痺、怯み、混乱を引けずに負けた試合は2試合のみです。またメンタルハーブ警戒やなるべく攻撃を通されたくない相手には威張るから入っていました。単にボルトロスに頼るのではなく、裏に高火力のレックウザとカイオーガが控えていることによって威張る電磁波の脅威が増します。
対戦していて気になったのはトリックルーム軸のPTのトリックルーム役のメンタルハーブ所持率が以前に比べ低下している事です。この構築を使っている時は挑発を打ってメンタルハーブが発動して無償でトリックルームをされるのはまずいと思い、威張る岩雪崩を積極的にしていました。しかし試合中盤でオボン持ちが発覚したり、威張るに対しラムのみが発動(これはおそらくダークホール対策でしょう)することが多かったです。このルールで勝ち切るには運がもちろん必要ですが、それと同じくらいに状態異常対策やS操作を確実に決める工夫は必要だと思います。全ての対策をするなんて無理だとは思いますが、色々な勝ち筋を持つことが勝ちにつながるなと今回の構築を使うことで実感できました。この構築も不完全ではありますが、もう少し改善できると思います。
僕自身、運で勝ってる気がしてあまり好きではない構築ですがそこそこ勝てることがわかった以上このような構築に負けないよう頑張りたいです。一番の対策はエルフーンの神秘の守りだと思います。
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました!
調整や立ち回り等、質問があればTwitterにお願いします。
Alternation Battle使用構築[21勝4敗 最終レート1726]
たっつんです。
今回は11月13日から3日間行われたインターネット大会、「Alternation Battle」の使用構築を紹介します。
今回のルールはシーズン11 スペシャルレートのように使用率の高いポケモンが参加できない特殊ルールです。詳細は以下の通りです。
2015年に開催されたダブルバトルのインターネット大会でポケモンランキングにランクインした、フシギバナ、リザードン、ピカチュウ、ゲンガー、ガルーラ、サンダース、ランターン、デンリュウ、スイクン、バンギラス、ルンパッパ、サーナイト、クチート、ライボルト、ボーマンダ、レントラー、ガブリアス、エレキブル、ロトム、ヒードラン、クレセリア、エモンガ、モロバレル、デンチュラ、シビルドン、マッギョ、キリキザン、サザンドラ、テラキオン、ボルトロス、ランドロス、ゲッコウガ、ファイアロー、ギルガルド、エレザード、ニンフィア、は使用できません。(Pokemon Global Linkより)
シーズン11スペレと比較すると使用禁止ポケモンが更に増えています。スイクンやサザンドラが使えないのはかなりの痛手でした。今回はインターネット大会ということもあり、参加者はスペレより増え、パーティの準備が楽な雨軸(トノグドラ)や前回大活躍だったメガメタグロスを使用する人が多いと予想しました。それらの構築と戦う事を視野にいれつつ、どんな相手ともまともに戦えるスタンパーティを使用することに決めました。
しかし実際にはドーブルやとくせい「いたずらごころ」のポケモンとのマッチング率が高く、環境を読み間違えました。マッチング運などもあると思いますが、メガメタグロスは思っていたよりいませんでした。また、最終日に回線不調があり夕方から参加したため、終盤は対戦相手が少なくなってきてしまったので5試合を残して終えました。残念。回線が落ちついてきた夕方以降とはいえ大会参加中、接続切れを2回程起こしましたが幸い負け確定の試合が殆どでした。
ではPT紹介です。PGLの画像便利ですね。
育成する時間がなかったため、配分はシーズン11スペレや全国ダブルを意識したものを使いまわしています。後日解説の追記をするかもしれません。ライコウ、メガメタグロス、ズルズキンは前の記事でも解説しています。
シーズン11 スペシャルレート使用構築[最高レート1803] - たっつんのポケモンメモ
(追記)努力値配分について少し解説を書き足しました。
・サンダー@タラプのみ
特性:プレッシャー 性格:おだやか
実数値:196(248)-*-120(116)-146(8)-133(84)-127(52)
*使用個体はH30C30、BDSVでめざめるパワー草です。
この穏やかサンダーはパメラさんの配分を参考にさせていただきました。サザンドラのメガネりゅうせいぐん耐えなど、かつての上位禁止ダブルを意識した配分ですが、今回はタラプの実を持たせ、さらにPTにも威嚇枠(ズルズキン)がいるので中途半端に調整を変えず、1ターンでも多く生き残ってもらえるよう高耐久の配分で採用しました。改めてこのサンダーの強さが実感できました。以下に参考記事を載せます。参考にした事を記載する許可を快くしてくださったパメラさん、ありがとうございました!
シーズン6スペシャルレート スタンダードパーティ - パメラのパラメ(配分)とか書くとこ
・ライコウ@オボンのみ
特性:プレッシャー 性格:おくびょう
実数値:195(236)-*-96(4)-137(12)-121(4)-183(252)
*上の実数値は理想個体のものです。使用個体はB30です
電磁波とバークアウトで相手を邪魔し、マリルリに圧力をかける電気枠です。相手を邪魔するサポートポケモンなので素早さは最速で残りは耐久に回しています(殆どHS)。
・エンテイ@たべのこし
特性:プレッシャー 性格:ようき
実数値:193(20)-143(84)-112(52)-*-107(100)-167(252)
*使用個体はA25D30、HBSVです。
こちらも聖なる炎とバークアウトを上から当てたいのでライコウと同じく最速にしています。全国ダブル用の配分ではあるのですが(Bは陽気メガガルーラの捨て身タックル耐え)、エンテイは威嚇を入れられても場に居座り続ける機会が多いのでAにも少し振り、低めのDにも厚めに振りました。HPは身代わり残飯型なので16n+1、さらにムクホークのいのちがけ(最大192ダメージ)確定耐えです。
特性:テクニシャン 性格:いじっぱり
実数値:135-200(252)-101(4)-*-80-122(252)
火力を重視していじっぱりASです。タネマシンガンの回数という若干の運要素がありますが、メガメタグロスのバレパン圏内まで削ってくれることがほとんどだったので2回しか当たらなくても十分でした。
特性:クリアボディ→かたいツメ 性格:いじっぱり
実数値:175(156)-194(92)-171(4)-*-140(76)-153(180)
前回と同様の配分なのでサザンドラの悪の波動を意識したものになっていますが、相手のメガメタグロス対策のトリトドンやニドキング、ニドクイン、フライゴンなどから大地の力を受ける機会を想定してこの配分で採用しました。実際には大地の力を受けることはほとんどなかったのですが、サンダーの熱風を2耐えしてくれました。計算してみたところ、火力アイテムなしのサンダーであればほぼ確実に2耐えでした(C↑252だと0.39%の乱数2発)、さすがです。
・ズルズキン@とつげきチョッキ
特性:いかく 性格:いじっぱり
実数値:172(252)-156(252)-135-*-135-79(4)
今大会でもS4振りズルズキンは全てのズルズキンミラーで先制してくれたので、上から猫騙しを打てました。しかしHP満タン状態でドレインパンチを打つ場合は後攻の方が有利なので注意が必要です。
シーズン11スペレ同様にメガメタグロス軸です。上位禁止ダブル最強のメガ枠だと考えています。
サンダーとライコウの両立によってマリルリはあまり選出されなかったので、エンテイやズルズキンが動かしやすかったです。また、一見リスキーではありますが、相手からすれば高耐久の電気ポケモンが2体いるというのは戦いづらかったと思います。実際に電磁波展開、追い風展開のどちらでも強い電気ポケモンを選出していけるので残りの3匹の選出も決めやすかったです。またカバドリュは今大会には殆どいないとみて、このような構築にしました。1回だけ当たりましたがキノガッサやズルズキンのおかげでなんとか勝つことができました。
エンテイは相手の雨対策枠にいるであろうナットレイを意識して採用しました。聖なる炎の火傷や身代わりによって場持ちもよく、相手をかきまわしてくれました
今大会のMVPはキノガッサです。ほぼ全ての試合で選出しました。雨PTが流行ると予想し、メガラグラージや呼び水のトリトドンと戦う可能性が高かったため採用しましたが、雨以外の相手にも活躍してくれました。トリルPT相手には上から胞子を当てられ、相手の2体のうちどちらかのSを抜いていれば、襷で耐えて胞子を打てるので挑発の飛んできにくい今大会にはささっていました。立ち回りのコツとしては襷を大事にし、なるべく集中攻撃を受けないように意識することです。また、相手の2体がどちらもキノガッサより速いという状況は作らないように立ち回る事でキノガッサを動かしやすかったです。さらにバシャーモやウインディなどからフレアドライブをくらい、反動ダメージ+マッハパンチで倒すことも数回ありました。
逆に今回の構築の反省点はサンダーの技構成です。タラプの実によって特殊型の相手はサンダーを突破できない状況を作り出すことはできたのですが、キノガッサが倒されてもメガラグラージやトリトドンで詰まないためにめざめるパワー(草)を採用してしまいました。どう考えてもどくどくで良かったです。どくどくだったら勝てた試合が2試合あったので、考察の詰めの甘さが出てしまいました。逆にめざ草のおかげで勝てた試合は1試合のみでした・・・。
基本的にはサンダーorライコウ+エンテイorズルズキン先発で、後発にメタグロスとキノガッサでした。上から胞子を打ちやすい時やささっているときはキノガッサを先発に出しましたが、試合中盤以降に登場する襷キノガッサは処理されにくくガンガン攻めることが出来るため、なるべく控えに入れてしました。
30戦やりきれなかったことは後悔していますが、戦績と構築については満足しています。またこのようなルールでダブルバトルがしたいです。
久々のブログ更新でした。拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました!
Twitter:pta2n_
シーズン11 スペシャルレート使用構築その2[最終18位]
たっつんです。
レーティングバトル シーズン11が終了しました。お疲れ様でした!
先日、シーズン終了直前ではありましたが、1800を超えることが出来た構築を紹介しました。もう少しレートをあげたいと思っていたので最終日もスペレに潜ったのですが、マリルリやトゲキッスなど、苦手なポケモンとの連戦や回線不良であっという間にレートが80近く下がってしまいました。帰宅後にPTの見直しを行い1匹変更してレートに潜った結果、11勝2敗で最高レートである1815まで上げることが出来ました。
自分でも納得のいく形に仕上げることが出来たので、変更点と軽い考察を書きます。しかし、努力値調整に関してはシーズン最終日だったので育成する時間がなく、今まで全国ダブルで使用してきたポケモンをそのまま流用したため、スペレ環境を意識した調整になっていません・・・。ではよろしくお願いします。
前回のPT(シーズン11 スペシャルレート使用構築[最高レート1803] - たっつんのポケモンメモ)からの変更点。
・スイクン@ソクノのみ
特性:プレッシャー 性格:ずぶとい
実数値:207(252)-*-155(44)-119(68)-149(108)-110(36)
*上の実数値は理想個体のものです。使用個体はD30でした。
瞑想搭載型のスイクンは全国ダブルでよく使用しており、今回のスペシャルレート開始直後も採用していたのですが、あまり上手く機能せずPTから外してしまいました。前回のPTで明らかに重かったマリルリやトゲキッスに強く出られ、耐久面も考えるとギャラドスよりスイクンの方が活躍しやすいと判断し再び採用しました。このPTには相性がよく、とても活躍してくれました。では詳しい解説です。
はじめに実数値です。図太いなのにBにあまり振らず、CとDに振っています。威嚇持ちがPTに含まれているためHに振ればB補正があるだけで十分な耐久力がある、また瞑想を積む前にライコウやサンダー等の電気技を受けてもきちんと耐えられるという点からこのような調整にしています。安心して相手の攻撃を受けることができるので、使いやすかったです。CとSについては霊獣ランドロスやロトムを意識した振り方なので、スペレではもう少しBに振った方が強いと思います。
次に持ち物についてです。本来なら瞑想型は食べ残しやオボンの実が最適だと思うのですが、今回はスイクンを見たらほぼ確実に選出されるメガライボルトやライコウ、サンダーなどの電気タイプの対策としてソクノの実を持たせました。これで横のポケモンが相手の電気タイプを処理しつつ瞑想を積んで次に備えることが出来ました。オボンの実ならなー、と思う状況もありましたがソクノの実で助かった試合も多く、相手の意表もつけて試合を有利に運べました。今回のルールでの半減実はとても使い勝手が良かったです。他にもニョロトノ@ソクノの実、サンダー@ヤチェの実を使用しました。またライコウスイクンの並びで先発することが多かったので、ライコウのバークアウトと合わせてスイクンに「弱点保険」を持たせることも考えました。実際に2試合ほど持たせてみましたが、相手のサマヨールにおみとおしされて笑顔になれました。
最後に技について。かなり悩みました。瞑想と熱湯は確定として「冷凍ビーム、守る、追い風、バークアウト、リフレクター、凍える風、ミラーコート、そしてハイドロポンプ」などとざっとあげただけでも沢山あります。追い風に関しては猫だましや電磁波があり、押す場面が少なかったためやめました。リフレクターやミラーコートは使っても相手を受けきれない状況がありそうだったため不採用。また回復手段がないスイクンは守るで時間を稼ぐより数ターン生き残って相手をかきまわしてくれた方が強いと判断し、火力を重視してれいとうビームとハイドロポンプにしました。瞑想を積んだ後のハイドロポンプなら、相手を落とせなくてもメガメタグロスのバレットパンチ圏内にもっていけることが多かったです。
上位禁止ダブル、本当に楽しかったです!ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
シーズン11 スペシャルレート使用構築[最高レート1803]
たっつんです。
初のポケモン考察記事はシーズン11 スペシャルレートで主に使用した構築紹介です。
はじめに、今回のスペシャルレートのルールは「シーズン10のダブルレートXYリーグ、ORASリーグで使用率が1~12位だったポケモンが使用できない」というものになっております。
リザードン、ゲンガー、ガルーラ、バンギラス、サーナイト、クチート、ボーマンダ、ガブリアス、ロトム、ヒードラン、クレセリア、モロバレル、キリキザン、テラキオン、ボルトロス、ランドロス、ゲッコウガ、ファイアロー、ギルガルド、ニンフィア
以上20匹の使用が禁止されています。
ではPT紹介です。
・ギャラドス@オボンのみ
特性:いかく 性格:いじっぱり
実数値:188(140)-173(100)-101(12)-*-121(4)-133(252)
調整
A:りゅうのまい1積みたきのぼりで補正有りHBウルガモス高乱数確1(81.3%)、補正有りH188B124ウルガモス確定1発
S:準速
残りHBD
・ライコウ@たべのこし
特性:プレッシャー 性格:おくびょう
実数値:195(236)-*-96(4)-137(12)-121(4)-183(252)
*上の実数値は理想個体のものです。使用個体はB30です。
技:10まんボルト/バークアウト/でんじは/まもる
調整先
S:最速
残りHBCD
特性:クリアボディ→かたいツメ 性格:いじっぱり
実数値:175(156)-194(92)-171(4)-*-140(76)-153(180)
*上の実数値はメガメタグロスのものです。
調整先
HD:火力上昇アイテムなしC194サザンドラのあくのはどう確定2発、いのちのたま持ちC194サザンドラのあくのはどう中乱数確1(56.3%)
S:準速100族抜き
残りAB
特性:もうか 性格:むじゃき
実数値:151-156(252)-91-125(4)-81-176(252)
調整先
特になし、AS振り
・ズルズキン@とつげきチョッキ
特性:いかく 性格:いじっぱり
実数値:172(252)-156(252)-135-*-135-79(4)
技:ドレインパンチ/はたきおとす/がんせきふうじ/ねこだまし
調整先
HA振り。他の方のブログ等を見たところS無振り(78)ズルズキンが多かったのでSに4振りました。
・サザンドラ@いのちのたま
特性:ふゆう 性格:ひかえめ
実数値:179(92)-*-110-184(180)-110-148(236)
調整先
H:珠ダメを考慮して10n-1調整
S:最速ギャラドス抜き抜き
解説
今回のPTのコンセプトは「メガメタグロス対策のポケモンの対策」です。
特にサザンドラを意識したPT構成となっています。
PGLの使用率ランキングで2位となっているマリルリがかなり重いように見えますが、メガメタグロスを採用することでマリルリを安全に倒すことが出来ます。相手のサザンドラはゴウカザルやズルズキンによって動きを縛ることができるため、メガメタグロスの技を通しやすかったです。
また、調整にも書いた通りメガメタグロスはスカーフサザンドラの悪の波動を確定で耐えることができ、さらにライコウのバークアウトを合わせれば命の珠や拘りメガネを持ったサザンドラでも1撃でメガメタグロスを落とすことはできません。メガメタグロスはアイアンヘッドと思念の頭突きで相手に致命傷を与え、さらにバレットパンチで縛ることが出来るので生き残ってもらう事はとても大事です。
最終手段としてライコウの電磁波+悪の波動、アイアンヘッド、思念の頭突き、滝登り、氷の牙などで「まひるみ」を狙うことも可能です。ダブルバトルでは1回の怯みや技外しで勝負が決まることも多いので、実際に2,3回ほど怯みを狙った技選択をしたことがありました。
技構成の面では一部ポケモンに意外(?)な技を仕込みました。
中でもゴウカザルの守るとサザンドラの追い風は読まれにくく、特にゴウカザルの守るは相手が集中攻撃で落としにきたのを空かし、1ターンアドを取ることが出来るので役に立ちました。追い風は電磁波の効かない相手にS操作がしたい時や試合の中盤以降に押すことで上から攻撃できる状況を作り出せました。
レートが上がるにつれ、ギャラドスを出す機会が減ってしまいスイクンへの変更を考えたのですが、相手に龍の舞を意識させることが出来るので選出画面での圧力は多少なりともあると考え、そのままにしました。またオボンのみをもたせることで一撃で落とされることも少なく、さらに猫だまし枠が2匹いるため龍の舞を押しやすかったです。
反省点としては調整についてはもう少し他のポケモンも意識した振り方のほうが良い気がしました。また、サザンドラが準速でないのは相手のサザンドラとミラーした時に同速勝負をかける、という行動に出ることを防ぐ事が理由の1つです。守るを採用することで様子見もできますし、ライコウで電磁波を入れた後に安全に上から攻撃することが出来るためにこのような調整をしました。実際、同速勝負にかけて負けたら相手の持ち物はスカーフなのかメガネなのか、もしくはS補正ありだったのか、等色々な考えが浮かんでしまいます。ただここに関しては好みだと思うので、準速で使うのも良いと思います。
基本選出としては相手の手持ちにライコウや高火力の特殊ポケモンがいる場合はライコウを先発に出します。相手のライコウと同速勝負になってもバークアウトをいれたり、相手の横のポケモンに電磁波を打つのはとても大切です。また猫だまし枠は必ずしも先発で出す必要はありませんが、ゴウカザルは襷で守る持ちなので使い勝手がよく先発に出す事が多かったです。さらに威嚇とバークアウトによって受け出しを比較的しやすいので、サイクル構築が好きな方には使いやすいPTだと思います。
戦績
最初はメガラティオス軸とメガライボルト軸を使用していたので(どちらも1650止まりでした)1500スタートではないですが、PTがある程度決定して1500後半から始め1730まで上記PTのギャラドスの持ち物をギャラドスナイトに、ズルズキンをサンダー@オボンのみに変更したPTでいき、上記PTで1803を達成しました。(勝率は約40戦で8割前後)
最後に
今期のスペシャルレートは、中盤以降環境がある程度固定されてしまいメガメタグロス以外のメガ枠を使用して良い結果を出せなかった事が悔やまれます。しかし1700を超えると他のメガ枠や予想外の戦術も多く、上位禁止ダブルの楽しさを改めて実感しました。これだけ環境が固定されていると対策も豊富でした。今回は対策される側であるメガメタグロスを使用したのですが、1試合1試合の内容がとても濃く楽しくレートに潜ることが出来ました。まだシーズン終了まで時間があるので、引き続きスペシャルレートを楽しみたいと思います。
Twitterやってます、IDはpta2n_です。
拙い文章ではありますが読んでいただき、ありがとうございました!