PJCS2016(VGC2016) 使用構築[最高レート1746]
今回はポケモンジャパンチャンピオンシップス2016(日本予選)使用構築を紹介します。今年はGSルールと呼ばれる禁止伝説ポケモンが2体まで使用できる特殊ルールでした。結果は21勝5敗で1746までいった後4連敗してしまい、また1730台まで戻ってきましたが勝ち切れず残念な結果となりました。
今年のルールは今まであまり好んでいなかった催眠などの状態異常に注目し、対策とともに状態異常を振りまいてアドバンテージを取っていくことを考えて考察をしてきました。では構築紹介です。インターネット大会なのでPGLの画像を引用させていただきます。
カイオーガ@あいいろのたま 性格:ひかえめ 特性:あめふらし→はじまりのうみ
207(252)-139-118(68)-231(76)-182(12)-123(100) (数値はゲンシカイキ時のもの)
※使用個体はHCDSがV、A0、B29でした。
無補正C252振りゼルネアスのジオコンマジシャ2耐え
ゼルネアス@パワフルハーブ 性格:臆病 特性:フェアリーオーラ
209(60)-*-116(4)-172(192)-118-166(252)
※使用個体はHBSがV、C24、D30でした。
命の珠無補正A252振りメガレックウザのガリョウテンセイ確定耐え
ガルーラ@ガルーラナイト 性格:ようき 特性:せいしんりょく→おやこあい
181(4)-177(252)-120-*-120-167(252)
ドーブル@メンタルハーブ 性格:なまいき 特性:ムラっけ
162(252)-*-56(4)-*-106(252)-72
※使用個体はS0でした。
霊獣ランドロス@とつげきチョッキ 性格:いじっぱり 特性:いかく
164-216(252)-111(4)-*100-143(252)
*使用個体はH30、ABDSがVでした。
エルフーン@きあいのタスキ 性格:おくびょう 特性:いたずらごころ
167(252)-*-106(4)-97-95-184(252)
「解説と反省点」
まず伝説枠は流行っているゲンシグラードンに天候を雨に出来れば勝てるゲンシカイオーガ、そしてドーブルと相性の良いゼルネアスを採用しました。ゲンシグラードンではなく、ゲンシカイオーガを採用したのはメイン技である断崖の剣の命中率が100%ではない点と浮いている相手に対しメイン技を打てない点が主な理由です。
しかしこのPTには天候を変える要素がゲンシカイオーガの後出ししかないため、ゲンシグラードン相手には先に相手の残りを2体にし、こちらは3体以上残す必要があります。これがこの構築の穴であり、敗因だと思います。エルフーンに悩みの種を採用することも考えたのですが、基本選出が固まっていてエルフーンを出すことがあまりなかったため一番選出しなかったランドロスの枠をなりきりを覚えたボルトロス、スキルスワップを覚えたクレセリア、またはノーてんきゴルダックにすべきだったと後悔しています。
jcs前にスペシャルレートやオフ会上位でよく見かけたグラカイ(orグラゼルネ)+トリルドータクンのPTがjcsでも流行ると予想し、ノーてんきでグラードンに有効打があり、さらにクリアスモッグでゼルネアスのジオコントロール解除できるゴルダックは今回の僕の構築にはあっていました。育成する時間がなかったのとゴルダックを採用することでグラゼルネ以外への戦力が落ちることを恐れて試せませんでした。しかし選出のほとんどがカイオーガ、ゼルネアス、ガルーラ、ドーブルの4体だったため威嚇枠と飛行枠で採用したランドロスはピンポイントメタであるゴルダック等にした方が強かったと思います。
ガルーラとドーブルについてはゼルネアスがジオコントロールを積みやすい状況をつくるために採用しました。ドーブルが最遅である理由はトリックルームをされてもゲンシカイキ組の上からダークホールを打てるためです。また後攻催眠は次のターン、相手は確実に行動不能になるためとても強かったです。キングシールドを採用している点とメガボーマンダやゼルネアスの特殊技を確実に耐えるためにHD特化にしましたが、HB特化でも全然支障はないと思います。
エルフーンは状態異常が飛び交うルールの中で神秘の守りを上からできる点と追い風、アンコールなどの優秀な補助技を覚えられるため採用しました。くさぶえの枠は直前までがむしゃらでしたが、あまり打つ機会がないため最後の有効打として上から眠らせられるくさぶえにしました。
「基本選出(簡単に)」
ほとんどの試合は初手ガルーラドーブルでした。特に挑発でドーブルを止めにくるPTの相手にはメンタルハーブのおかげで確実にダークホールが決まるため、勝ちやすかったです。ガルーラミラーではほぼ確実にドーブル方向に攻撃技を打たれるため、キングシールドを選択していました。しかしレート帯によってはドーブルを放置してくることも予想できたため、強気に動かす場面もありました。このルールはイレギュラーな行動が一回決まるだけで形勢逆転できるルールなので思い切った行動を時には選択したことが途中までの勝率につながったと思っています。
またボーマンダやゼルネアス、ゲンシカイキ組は全体技を選択することが多いためワイドガードが良く決まりました。相手はワイドガードを見ると全体技を打ちにくくなるため、単体技にシフトしてきたとしてもこの指とまれで味方を守れるため、ドーブルはダークホール以外にもたくさん仕事をしてくれました。
ドーブルで催眠したあとはゼルネアスがジオコンを積み、相手を倒し最後にゲンシカイオーガでとどめを刺す流れが多かったです。
勝ちたかったです。まだ書ききれていない点もあると思うので追記すると思います。
拙い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございました!
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