シーズン11 スペシャルレート使用構築[最高レート1803]
たっつんです。
初のポケモン考察記事はシーズン11 スペシャルレートで主に使用した構築紹介です。
はじめに、今回のスペシャルレートのルールは「シーズン10のダブルレートXYリーグ、ORASリーグで使用率が1~12位だったポケモンが使用できない」というものになっております。
リザードン、ゲンガー、ガルーラ、バンギラス、サーナイト、クチート、ボーマンダ、ガブリアス、ロトム、ヒードラン、クレセリア、モロバレル、キリキザン、テラキオン、ボルトロス、ランドロス、ゲッコウガ、ファイアロー、ギルガルド、ニンフィア
以上20匹の使用が禁止されています。
ではPT紹介です。
・ギャラドス@オボンのみ
特性:いかく 性格:いじっぱり
実数値:188(140)-173(100)-101(12)-*-121(4)-133(252)
調整
A:りゅうのまい1積みたきのぼりで補正有りHBウルガモス高乱数確1(81.3%)、補正有りH188B124ウルガモス確定1発
S:準速
残りHBD
・ライコウ@たべのこし
特性:プレッシャー 性格:おくびょう
実数値:195(236)-*-96(4)-137(12)-121(4)-183(252)
*上の実数値は理想個体のものです。使用個体はB30です。
技:10まんボルト/バークアウト/でんじは/まもる
調整先
S:最速
残りHBCD
特性:クリアボディ→かたいツメ 性格:いじっぱり
実数値:175(156)-194(92)-171(4)-*-140(76)-153(180)
*上の実数値はメガメタグロスのものです。
調整先
HD:火力上昇アイテムなしC194サザンドラのあくのはどう確定2発、いのちのたま持ちC194サザンドラのあくのはどう中乱数確1(56.3%)
S:準速100族抜き
残りAB
特性:もうか 性格:むじゃき
実数値:151-156(252)-91-125(4)-81-176(252)
調整先
特になし、AS振り
・ズルズキン@とつげきチョッキ
特性:いかく 性格:いじっぱり
実数値:172(252)-156(252)-135-*-135-79(4)
技:ドレインパンチ/はたきおとす/がんせきふうじ/ねこだまし
調整先
HA振り。他の方のブログ等を見たところS無振り(78)ズルズキンが多かったのでSに4振りました。
・サザンドラ@いのちのたま
特性:ふゆう 性格:ひかえめ
実数値:179(92)-*-110-184(180)-110-148(236)
調整先
H:珠ダメを考慮して10n-1調整
S:最速ギャラドス抜き抜き
解説
今回のPTのコンセプトは「メガメタグロス対策のポケモンの対策」です。
特にサザンドラを意識したPT構成となっています。
PGLの使用率ランキングで2位となっているマリルリがかなり重いように見えますが、メガメタグロスを採用することでマリルリを安全に倒すことが出来ます。相手のサザンドラはゴウカザルやズルズキンによって動きを縛ることができるため、メガメタグロスの技を通しやすかったです。
また、調整にも書いた通りメガメタグロスはスカーフサザンドラの悪の波動を確定で耐えることができ、さらにライコウのバークアウトを合わせれば命の珠や拘りメガネを持ったサザンドラでも1撃でメガメタグロスを落とすことはできません。メガメタグロスはアイアンヘッドと思念の頭突きで相手に致命傷を与え、さらにバレットパンチで縛ることが出来るので生き残ってもらう事はとても大事です。
最終手段としてライコウの電磁波+悪の波動、アイアンヘッド、思念の頭突き、滝登り、氷の牙などで「まひるみ」を狙うことも可能です。ダブルバトルでは1回の怯みや技外しで勝負が決まることも多いので、実際に2,3回ほど怯みを狙った技選択をしたことがありました。
技構成の面では一部ポケモンに意外(?)な技を仕込みました。
中でもゴウカザルの守るとサザンドラの追い風は読まれにくく、特にゴウカザルの守るは相手が集中攻撃で落としにきたのを空かし、1ターンアドを取ることが出来るので役に立ちました。追い風は電磁波の効かない相手にS操作がしたい時や試合の中盤以降に押すことで上から攻撃できる状況を作り出せました。
レートが上がるにつれ、ギャラドスを出す機会が減ってしまいスイクンへの変更を考えたのですが、相手に龍の舞を意識させることが出来るので選出画面での圧力は多少なりともあると考え、そのままにしました。またオボンのみをもたせることで一撃で落とされることも少なく、さらに猫だまし枠が2匹いるため龍の舞を押しやすかったです。
反省点としては調整についてはもう少し他のポケモンも意識した振り方のほうが良い気がしました。また、サザンドラが準速でないのは相手のサザンドラとミラーした時に同速勝負をかける、という行動に出ることを防ぐ事が理由の1つです。守るを採用することで様子見もできますし、ライコウで電磁波を入れた後に安全に上から攻撃することが出来るためにこのような調整をしました。実際、同速勝負にかけて負けたら相手の持ち物はスカーフなのかメガネなのか、もしくはS補正ありだったのか、等色々な考えが浮かんでしまいます。ただここに関しては好みだと思うので、準速で使うのも良いと思います。
基本選出としては相手の手持ちにライコウや高火力の特殊ポケモンがいる場合はライコウを先発に出します。相手のライコウと同速勝負になってもバークアウトをいれたり、相手の横のポケモンに電磁波を打つのはとても大切です。また猫だまし枠は必ずしも先発で出す必要はありませんが、ゴウカザルは襷で守る持ちなので使い勝手がよく先発に出す事が多かったです。さらに威嚇とバークアウトによって受け出しを比較的しやすいので、サイクル構築が好きな方には使いやすいPTだと思います。
戦績
最初はメガラティオス軸とメガライボルト軸を使用していたので(どちらも1650止まりでした)1500スタートではないですが、PTがある程度決定して1500後半から始め1730まで上記PTのギャラドスの持ち物をギャラドスナイトに、ズルズキンをサンダー@オボンのみに変更したPTでいき、上記PTで1803を達成しました。(勝率は約40戦で8割前後)
最後に
今期のスペシャルレートは、中盤以降環境がある程度固定されてしまいメガメタグロス以外のメガ枠を使用して良い結果を出せなかった事が悔やまれます。しかし1700を超えると他のメガ枠や予想外の戦術も多く、上位禁止ダブルの楽しさを改めて実感しました。これだけ環境が固定されていると対策も豊富でした。今回は対策される側であるメガメタグロスを使用したのですが、1試合1試合の内容がとても濃く楽しくレートに潜ることが出来ました。まだシーズン終了まで時間があるので、引き続きスペシャルレートを楽しみたいと思います。
Twitterやってます、IDはpta2n_です。
拙い文章ではありますが読んでいただき、ありがとうございました!